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古茅をめくる!

この屋根がシートで覆われてから40年、ということは最後に屋根を葺き替えたのはおそらく60~70年前。まだ自然と暮らしが密接につながっていた時代、当時の職人さんたちが葺いた屋根。
 

今回、屋根を葺き替えるために、70年前の職人さんが葺いた手順と逆の手順で今屋根に葺かれている古い茅をめくり、約半世紀ぶりに屋根裏に光が入りました!
驚いたことに、この屋根はすべてカリヤスで葺かれていました。今ではススキで葺かれている白川郷の屋根も、かつてはカリヤスで葺かれていたそうです。この貴重なカリヤス、できる限り再利用して使いたいと思います。

 

古い家を触っていて嬉しいのは、直接会ったこともない昔の人たちの暮らしや様々な工夫に気付いたとき。前回の茅葺から2世代ほど飛んでしまいましたが、何か大事なことを次に繋げられたらいいなと思います。

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